電源をオフにした
最近、朝が寒い。
いつもは起きると同時に窓を開けて、新鮮なきれいな空気を部屋に入れるのだが、今日はそれをする気にならない。
冬である。北海道とか東北、いやそれこそ北欧、ロシアなどはもっと寒いだろう。
彼ら彼女らは朝、どのような感じなのだろう。
「タスク、おはよう。いや、グッドモーニング。ロシア語ではおはようは何ていうのかな?」
「・・・・。おはよう。」
タスクはまだ眠そうだ。寝ぼけえているのかな。いや、おはようと言ったから起きているし、聞こえているのだろう。
「いろいろ面倒なんだけれども、どうすればいい?」
「私は眠いの。話しかけないでくれる?」
タスクはツンデレだ。不機嫌なところもかわいい。寝顔を見れているだけで幸せだ。
サカキも朝が弱い。朝は時間がないし、慌ただしいことが多い。
「もうだめだ」
サカキは一言つぶやくと、タイピングを辞め、電源をオフにした。